【結果発表】最終日を終えて【30日間カップ麺生活】

30日間カップ麺生活

30日間「カップ麺だけ」という縛りを設けて啜り続けると、次第に「この挑戦が終わったらあれが食べたいなぁ」というような希望が生まれるようになりました。しかしそれは、初めのうちだけでした

実際のところ、続けて行くうちに「今日はどのカップ麺にしようかな」「少し野菜が足りていないから、今日はちょっと野菜多めにしよう」「朝は割と塩分が多かったから昼と夜はあっさり系でいこう」などとカップ麺という括りの中だけで選択するようになっていき、”カップ麺”という縛りのない普段の生活の中での”食事の選択”と大きく変わらず、“カップ麺”という括りの中での”食事の選択”をするような習慣にシフトしていき、それを苦に思うことは大してありませんでした

ちょっと長くなりますが、最終日を終えて”心身の変化”や”感じたこと”などをまとめていきたいと思います。

身体の変化

カップ麺だけで1ヶ月過ごしたら(カップ麺以外のものを食べずに、カップ麺だけを3食啜り続ける)第一に、それによる身体の変化が気になるのではないでしょうか。

まず結果から申し上げますと、体重は1ヶ月で4.5kg減りました。やっている本人としては「そりゃそうだろうな」なのですが。それではまず、グラフをご覧ください。

体重・体脂肪率の変化

具体的な数字はひとまず伏せておきますが、アラサーになって激太りしたので、空気の読める方は「ぽっちゃり」空気の読めない方は「デブ」もしくは私が運動(クライミング)をしているので「たくましい」などという表現で語ることができる。そんな、中肉中背の私ですが、体重は4.5kg、体脂肪率は3.5%減少しております

「わぁすごい!」 「そんなに痩せたの?」

なーんて声が聞こえてきます。

そりゃそうなんですよ。飲み物は好きに飲むにしても、カップ麺ばかり食べていたら満腹になることはほぼないので、空腹を感じる時間も長く、もちろん間食もしませんから単純に食事量・カロリー摂取量が少なくなりますから痩せますよね。

「カップ麺生活していて、どう?」という、何がどうなのか答えるのが難しい質問をされたときはいつも「カップ麺しか食べないからいつもお腹が空いている」と答えていました。

摂取カロリーと塩分摂取量

このグラフ、貼っておいてなんですが正直あまり見てもよくわからないですよね。

“カップ麺”は世の中に数多く存在しますが、どれを食べてもきっちり3食啜っていればだいたい摂取カロリーも塩分相当量も、大きく変動することはありません。だいたい縦型のカップ麺がひとつ300〜400kcalくらい。この生活で男子高校生が食べてそうな大きいカップ麺は啜っていませんが、そういったものは単純にカロリーも1.5〜2倍くらいです。カロリー計算がしやすいので、たまに食べる分には健康志向の方でも扱いやすいですね。

1日のカロリー摂取量が1000kcalを下回る日もありましたが、そんな日はローカロリーなカップ麺をセレクトしていたりします。最近では糖質制限だったり野菜がたっぷりだったりという健康を意識したカップ麺も多く、様々なニーズに応えた商品展開となっております。なんとなくカロリーが気になったりして食べにくいイメージが強い(私調べ)カップ麺ですが、先述した通りたまに食べる分には良いものになってきています。

この30日間は1日、平均して約1105kcalを摂取、塩分は16.2gを摂取してきました。

中間発表でも申し上げましたが、厚生労働省のWebサイトによれば、身長162cmのアラサー女が一日に必要なエネルギーは1,950kcal〜2,200kcal、塩分摂取は1日に7gまでが適正量。カロリー少なすぎ、塩分摂りすぎ。

摂取カロリーが少ないと痩せますが、カロリーは車でいうところのガソリン。人間の燃料です。不足すれば様々な害が出てきます。私は飲み物は自由というルールのもとにやっているので、見境なく野菜ジュース飲んだりビタミンウォーター飲んで、ルールの中で許される方法に則ってなるべく不足した栄養を補い、またカロリーの高そうなミルクティーやコーヒー牛乳を飲んだり、カフェオレにガムシロ2個入れてみたりとなるべくカロリーを摂取する努力をしてみましたが、それでも限界があります。結構フラフラしていました。カロリー不足は良くない。(そもそも論は置いといて)

そして塩分摂りすぎによる弊害といえば言うまでもなく、肝臓や腎臓といった臓器の部分にダメージがおよび、全身に影響が出ます。臓器は目で見えませんが、なんとなくだるい肌が荒れる口内炎ができるなどわかりやすい症状として現れることもしばしば。幸いなことに、私の30日間では口内炎はできましたがそれ以外に特に塩分の過剰摂取による弊害は出てないと思います。が、目に見えてないだけで何か起きているかもしれませんし、世の中的にも悪い悪いと長年言われ続けていることですから、控えるにこしたことありませんね。

所見

なんとなく自覚症状として現れ、感じたことを羅列。

身体的な変化

  • 一番心配していた塩分摂りすぎによる”むくみ”、気になるほどのものはありません。そりゃアラサーにもなれば普段から多少のむくみはあるけれど、むしろ普段よりむくまなかった気がする。気にして水分を摂っていたからか、トイレの回数が多かったおかげ?
  • 貧血のような低血糖のようなふらつきを多く感じた。明らかにビタミンとか鉄分とかミネラルとかの類のものが足りていない。塩分過多だが、摂りすぎた分はある程度排出されるんだろうけど足りない分については光合成するわけでもなく、足りないもんは足りない
  • 汗が塩っぽい気がする。暑くなってきたからというのもあるだろうけど、もう少し私の汗はさらっとしていたような気がする。不思議ではない。
  • どういうわけかお通じ最高。「不要なものを出そう」と身体が働いているのか、しっかり出る。量が多いわけではないが非常にスムーズに排出されていく。
  • 温かいスープを毎度、飲み干しているからなのか、お腹があまり冷えない。=お腹を壊すことが少なくなった。※普段は便秘と下痢を繰り返すタイプのお腹弱いアラサーです。
  • アラサー女に毎月やってくる。そう、生理はしっかりあった。少し軽かったが塊のようなものが多く見られた。基礎体温の変動もあったため、無排卵とかではないと思われる。
  • 久しぶりに口内炎ができた
  • 過剰に摂取した分を一生懸命、腎臓がろ過しているのだろうか。何もしていないのにすぐ疲れる。
  • そのためなのか、眠りが浅い。アラサーは睡眠にも体力を使う。

精神的な変化

  • とくに精神的な変化は見られない。むしろいつも人生について考えているので多少のネガティヴは通常通り。
  • 中島義道の哲学について考えていたから、もしかしたら少々滅入っていた可能性もある。(ちなみに哲学を学ぶために大学に行っているくらいだから、通常通りといえば通常通り)
  • そう、とくに何も変化はないはず。

肌の調子

  • もともと肌の調子は悪いが、むしろもともと悪い状態にしては調子が良い。
  • これくらいの時期から夏、秋にかけて、脂漏性皮膚炎や光過敏症などに悩まされることが多いが今の所顔は平気。頭皮が痒いが、それもまあまあ普段通り。

具体的な数字(閲覧注意)

私が太っているのは見りゃわかるし、別に隠すことじゃないと思いますので数値を公表します。

これはダイエット目的の企画ではないため、「痩せれば手段は問わない」というようなダイエット目的で極端な考えをお持ちの方が、この数値だけを見て先走ることを避けたいと思い先に公表せず、まずは企画の趣旨などに目を通したあとで読むであろうここの位置に「閲覧注意」として後出しにしました。

極端な考えの方は何言っても無駄かもしれませんが真似してカップ麺生活することはおすすめしません

とりあえず1日目〜30日目までの体重・体脂肪率の推移と摂取カロリー・摂取塩分相当量の日毎のリストは以下をご覧くださいまし〜。

2年前、体重45kg前後で体脂肪率が16%程度だったんですが、加齢って残酷ですね。怖くて体重計あまり乗らずに過ごしてきたらこんなに増えていました。次はダイエット企画かしら

とりあえず、カップ麺生活で大台に乗った体重がちょろっと平均値に近づいたので良かったです(あまり良い方法ではないにしろ。)

ん??平均に近づいた?ということは少々マシになった=健康になったという認識でいい???(バカ)

血液検査(献血)の結果

前回、前々回の結果も合わせて。

とくに大きな変化もなく、全く何も問題無い数値です。

細かく見たら、コレステロール値が少々減少していますね。総蛋白が基準値をちょっぴり下回っています。って毎回下限のようですが、調べてみたら肝機能・腎機能障害で低値になるそうです

過去に基準値を大幅に下回っていることなんかも多々ありましたので、このカップ麺生活が原因とは言えませんが、だからこそ・・・普段から低いのは気になるのでなるべく節制します(´;Д;`)

以前にも言いましたが、血小板はもともと数値が高く健康診断でも引っかかるのですが、もうちょっと高くなったら精密検査しようね〜とは言われてるもののいつも通り。

多少赤血球数やヘモグロビン量が減少していますが、基準値内。このへんの値が基準値を下回ると「貧血ですね」なんて言われますが、私は貧血になりやすいのか、20代前半の頃は健康診断で引っかかって鉄剤処方されたりなんてことをしていましたから、カップ麺生活後しばらくは鉄を多く摂るよう心がけたいと思います。

30日間カップ麺生活を終えて

カップ麺生活が終わり

最終日はどういうわけか強い疲れと眠気に襲われ、さっさと眠りました。

さっさと眠ったおかげで早朝に目覚めた私は、中野で朝5時まで営業している、背脂がたっぷりのラーメンでおなじみのジョニーへ。

環七ラーメン SEABURAジョニー – 中野 | ラーメンデータベース

脂はうまみ。

油そば、鬼脂で。明け方だから少しね。軽めに油そばでね。

「お姉さん、男前っすね〜」と店員さんにチヤホヤされる。

そうそうこれこれ、しっかり濃い味のカエシがよく絡んだもっちりストレート麺と、フレッシュなたっぷり野菜のシャキシャキ感鬼の量のふわっふわ背脂がカップ麺生活には足りなかったのよね〜(ハート)

白米があまり好きでは無い、”ラーメン女子”の私。まず最初に食べたかったのはラーメン屋で啜る油そば(鬼脂)だったのでありました。

さすがに野菜も食べたいと思って、ランチどきにはサブウェイで野菜をたっぷり摂取

f:id:satokodaa:20180620020419j:plain

おしゃれなビジネスウーマン感出ている。(自惚れ)

お一人様ランチ帰りに水を買って職場に戻ろうとスーパーに立ち寄ったら、やっぱりカップ麺の陳列棚に目がいくようになっていて

f:id:satokodaa:20180620020542j:plain

(あ、これ新商品かな・・・食べなきゃ・・・(使命感))

夜は、お寿司をたべました!

企画を通して”わかったこと”・”伝えたいこと”

30日間カップ麺生活。身体面での変化については、既に同じ企画を実行されたケイジさんのブログにてある程度予測はできておりました。が、それ以外で感じたことやわかったこと、伝えたいことについてちょっと真面目に。

飽きなかったよー

まず、第一「自分が楽しむこと」が目的だったこの企画。「伝えたかったこと」についても以前少し書きましたのでそちらと重複する内容もあるかと思いますが。第一の目標「自分が楽しむこと」は達成。楽しかったです

年間200-300杯程度のラーメンをお店で啜る私ですが、これまであまりカップ麺は啜ってきませんでした。意外にも、カップ麺あまり食べたことなかったのよね〜

しかし、この1ヵ月の間で90食も啜ることができ、その中で各社からいろんなカップ麺が発売されており、リアル店舗や有名店とのコラボ商品、季節物なんかの面白い商品もたくさんあって、中にはお店のものにも負けないくらい美味しいものもあっていろんな商品を楽しめたし、いろんな商品があるってことが知れて、本当に楽しかった。「カップ麺ブロガー」というジャンルのブロガーさんがいることが知れたのもこの企画のおかげ。

きっと私がラーメン女子じゃなかったら飽きたと思いますが、普段からラーメンばかり食べている私。正直ぜんっぜん飽きてないです。むしろストックがまだ残っているので商品レビューは続けていきたいと思っています

延長戦突入!とはいえ、30日間生活の枠からは外れますのでもう少しゆっくり記事を書きますが・・笑

カップ麺は”悪く”無い!?

「カップ麺ばかり食べると死ぬ」「カップ麺は体に悪い」なんていう意見?もありますが、確かにカップ麺は塩分の量が多く、身体的には腎臓疲れている”気がする”とかなり些細なレベルではありますがそれを感じました。

カップ麺に限らず、このような塩分過多な生活を一年も続けていたら具合も悪くなるでしょうけれど、スープを飲み干さず適度に他の食事も摂りながらであれば体に毒というほどでもないのではないでしょうか。むしろ選べば、健康志向の商品もありますし、カップ麺=悪いものと決めつけるのはちょっと惜しいと思います。

私のように自主的に「カップ麺だけ食べてみる」という選択をし、自由に飲み物も飲んで良くて、他にも「辞めたくなったらいつでも辞められる」なんて状況で啜っている人はほとんどいないでしょうけれど「”カップ麺ばかりを選ばなければいけない”という状況に陥ってしまい仕方なく、そうせざるを得ない」という場合はどうでしょう。

「忙しく食事をとる時間がないため、手軽なカップ麺ばかりになってしまう」「お金が無く、お腹が空いたら安いカップ麺ばかりを食べて生活している」「食事を考えるほど精神的な余裕が無いためいつも同じものを食べている」などが考えられますが、これらの場合、“カップ麺そのものが要因ではなく、その環境が不健康へ繋がる”と考えられるのではないでしょうか。

以前にもそんなことを伝えたかったと記事に書きましたが、もし周りにカップ麺ばかり食べている人がいたら、何か闇を抱えているかもしれません。別の意味で闇を抱えて、こんなブログ上のネタに走っている例外は除いても、そんな人も結構いるんだぞ、という事実に目を向けて欲しいなーなんて綺麗事。「良い人になってその人たちを救ってくれ」、というわけではありませんが、”貧困女子”という言葉が生まれるほどに年々割合は多くなっている現実に目を向けて欲しいなと思っています。なぜなら私も満足に食事ができずにうまい棒をかじっていた時期があるから。一人一人が世の中にもっと目を向ける。何か行動するわけではなくても「知る」ということだけで変わることが何かしらあると思うんですよねー。という私の勝手なエゴですが。

毎日の習慣

形はこんなブログでありますが 、毎日の習慣として「3食、食べること」「水を飲むこと」「ブログを毎日書くこと」「体重と体脂肪率、食べたものを記録すること」・・・etc この企画を通して、いくつもの習慣ができました。

その習慣は企画終了にあわせて、終了となりますが、”続けられたこと”自体は自分の自信にも繋がっていて、また、日々の身体の変化に目を向けるという、自分のためになる習慣が新しくきたので、そういったものはなるべく今後も継続していきたいと思います。

辛かったこと

「辛かったことはないの?」と聞かれたりもしたのですが、 辛かったことといえば「食事の誘いの大半は断ってきた」ということぐらいでしょうか。

普通の社会人生活をしていたら、飲み会やお食事のお誘いもまぁまぁあるんですが、「カップ麺生活しているから」と意味不明な供述をして断ってきました。

そんな意味不明な供述をする人として認知されたことが辛かった(そっちかい)

あとはとくにないかなぁ。普段の食事がラーメンの人間なので、それがカップ麺に変わったところでそんなに苦にはならなかったです。

強いて言えば「飲むヨーグルトは飲み物?」「自販機のコーンポタージュは?」「ゼリー飲料っておやつ?飲料?」と、飲み物なのか食べ物なのか、迂闊に好きなものを飲めずに、よく混乱してそもそもの「飲み物とは」とその哲学から考え始めていたのが辛かったです(性質)

良い子は真似しないでね

真似する人はいないと思いますが、私も人の企画を真似したわけですし書いておきます。一応。良い子は真似しないでね。真似するとしても自己責任で。あくまでも私が健康的に乗り切れたのは、たまたまでいろんな要因が重なってのことでしょうから、万が一真似をされて、何かあっても一切責任は負いません。

Special Thanks!!

ネタを快くパクらせてくださった元祖「30日間カップ麺生活」プレイヤーのケイジさん、ブログを見てくださった方やツイッターで応援してくださった方々、バカじゃ無いの?と罵倒してくれたあいつら、職場のみなさま。

「カップ麺生活をしたから体調が悪くなった」なんてこともなく無事に30日間を終えることができましたのは、みなさまのおかげです。ありがとうございます。

「次の企画を楽しみにしています」などの声もいただきますが、気が向いたら何かまた挑戦してみます。

ありがとうございました! 

コメント

タイトルとURLをコピーしました