【映画レビュー】「百円の恋」観ました。【Amazonプライム・ビデオ】

映画

年末に今の家に越してきて、通販で購入した照明がなかなか届きませんでした。灯りのない部屋で唯一の光、夜はパソコンの光だけが私のライフライン。

そのため年末年始、私は夜になるとじっとパソコンの前に座り、映画を観て過ごしていました。普段は目が覚めるようなアクションものを選ぶことが多いけれど、その日はなんとなく”寝落ちできそうな作品”を探そうと、邦画の普段選ばないようなジャンルをぐるぐる探して、たまたま安藤サクラさんが気になった「百円の恋」という映画を選びました。

江原道(こうげんどう)という化粧品のPRに、安藤姉妹が起用されていたことがあります。今でも安藤桃子さんは公式サイト内に連載を持っています。自然派化粧品で知られる江原道ですが、舞台メイクを連想させるような、かつ高級感もしっかりあるような黒と赤のパキッとしたパッケージをしていてどうも『自然派』とは程遠い印象。(私だけ?)

安藤姉妹が庭とかでスキンケアしているようなPR(POPやLPなど……結構目にする機会多かったです)を見て、強い衝撃を受けたのを覚えています。『あ、自然派。』

仕事柄ってのもあるだろうけど。

-隙のない美しい肌へ-KohGenDo[江原道]-隙のない美しい肌へ-KohGenDo[江原道]
女優が創り、育てた自然派化粧品「江原道」。ファンデーションをはじめとするベースメイクは女優の肌を常に最高の状態に魅せるために開発されました。

そんなことで、普段テレビドラマとか映画とかでは恋愛作品をほっとんど観ないのですが、安藤サクラさんが2016年の第39回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞されている作品だということもあり、『百円の恋』セレクト。

百円の恋

ストーリー

斎藤一子(安藤サクラ)は32歳にもなって、実家に引きこもり、自堕落な生活を送っていた。ある日、離婚して出戻り中の妹の二三子と大ゲンカになり、一子が家を出ることに。仕方なく、100円ショップの深夜労働を始めるが、そこは、様々な問題を抱える、個性豊かな底辺の人間たちの巣窟だった。一子の唯一の楽しみは、近くのボクシングジムで練習をする一人の中年ボクサー・狩野(新井浩文)を見ることだった。ある日、100円ショップに来た狩野からデートに誘われた一子は、初めてボクシングの試合を見る。それは狩野の引退試合だった。殴り合い、肩を叩き合う、ボクシングの試合に一子は強い羨望を抱き、自らもボクシングを始める。一方、引退試合で負けた狩野は自暴自棄になり、深夜の100円ショップに転がり込んでくる。そんな狩野を介抱するうちに体を重ねるようになり、二人の生活が始まるが・・・。(C)2014 東映ビデオ

キャスト・詳細

ジャンル ドラマ, ロマンス
監督 武正晴
主演 安藤 サクラ, 新井 浩文, 稲川 実代子

助演俳優 早織, 宇野 祥平, 坂田 聡, 沖田 裕樹, 吉村 界人, 松浦 慎一郎, 伊藤 洋三郎, 重松 収, 根岸 季衣
提供 myシアターD.D.

Amazon.co.jp: 百円の恋を観る | Prime Video
斎藤一子(安藤サクラ)は32歳にもなって、実家に引きこもり、自堕落な生活を送っていた。ある日、離婚して出戻り中の妹の二三子と大ゲンカになり、一子が家を出ることに。仕方なく、100円ショップの深夜労働を始めるが、そこは、様々な問題を抱える、個性豊かな底辺の人間たちの巣窟だった。一子の唯一の楽しみは、近くのボクシングジムで...

感想・レビュー

ストーリーについて

安藤サクラさん演じる、どうしようもない主人公・一子がある日、妹と大喧嘩し、実家と飛び出したところから始まるストーリー。職歴も無く、ひたすら実家に寄生ニートしていた一子は100円ショップ(100円ローソンみたいな感じ)で深夜バイトを始めて、様々な人と出会い経験をし、ひょんなことからボクシングを始めてボクシングではもちろん、一子自身の人間が育っていく……って感じのストーリー。

ベースとして、アラサーのボクシングの成長≒人間としての成長が描かれている作品。少しずつ主人公の体つきがどんどんカッコ良くなっていくし、ボクシングの動きも俊敏になっていくし、”人として”の振る舞いも変わっていきます。

映画のジャンル不明(褒めてる)

「なんの映画観ていたっけ」と、時折混乱してしまうくらいちょくちょく小ネタが挟まりつつ、テンポよく進んでいくのですが、やっぱりなんの映画なんだろうこれ。コメディ要素強めの恋愛スポ根映画?主人公と年齢が近いとはいえ、自分を重ねるのはちょっと難しいかなという設定ではありますが、「こういう子いそう」という身近な気持ちで観れて、引き込まれます。恋愛に不器用というか不慣れ感とか、アラサーなりにちょっと乙女なところをアピって、新井浩史さん演じる中年ボクサーの狩野にバッサリ斬られるところが何回かあるんですが、ついつい応援したくなっちゃいます。頑張れ一子。

キャストについて

安藤サクラさんの演じる主人公の斎藤一子はタバコをすっぱすっぱ吸って、小学生相手に本気で格ゲーして、変な漫画読んで、だらしなくて、背中も丸まって、ちょっとお腹出ていて……どうしようもない、だらだらしたアラサーです。しばらくこの役が安藤サクラさんだと気付かなかったくらいに、そりゃぁもう汚い。すごい女優さんですね、この化けっぷり。

ボクシングを始めて序盤と後半とで全然体格違うんですよ。誰ですか!!!ボソボソぶっきらぼうに喋ってる感じとか背中丸まってる感じ、自信が無い感じとか、好きな人にどうやって接したらいいかわからない感じとか、もう全てが良いです

数ヶ月前─── 2月頭に逮捕されたとニュースになっていた、新井浩文さん。女性に性的な暴行をはたらいたとのことで、報道内容をぼーっと眺めながら彼が”逮捕されるようなことをする”イメージ、この映画のおかげか容易にできました。

「百円の恋」の中での新井浩史さん演じる主人公・狩野は乱暴な男です。そんな役なんですけど、妙にしっくりくるというか、似合うというか。「悪役をやらせたら日本一」なだけあります。すごい。

映画の中での役柄は乱暴なんですが、ただ乱暴なだけではありません。……不器用の塊なんですよね、狩野。もうーまた乱暴なことして!ほんとアンタって不器用!!ってオカンみたいな気持ちでそわそわしながら観てました。

そんな不器用同士の恋愛ロマンス作品だから、コメディ映画みたいな楽しい仕上がりになったのでしょうね!

まとめ

主人公はクズでしたが(ハッキリ)、それ以上に応援したくなるような場面が多いです。性差別とかあれとかそれとか、男性登場人物を胸糞悪く感じる場面も多々ありました。心優しい女性ほど、一人で観て欲しい。私も心優しいので、この作品を観ながら「どいつもこいつも男って奴は……」って無意識にブツブツ文句言っていた可能性が高いです。付き合いたてのカップルで観ていたら男性が怖がって逃げます若林瑠海くんっていう子役超可愛いです。産みたい。
“努力は必ず報われる”だなんてよく言いますが、そんな鳥肌が立ちそうなセリフやめt(略)そこまでたいそうな話では無いですので、キラキラ努力信者には全く面白く無い映画かもしれません。そんなに努力した結果が目に見えてわかるようなありがちな幸せの描写はこの作品にありませんが、ちょっとずつやればいいさ。と、等身大に前向きにさせてくれるような、良い作品でした。寝落ちなんてできなかった!

私があまり俳優さんに詳しくないためか、「どれが誰なのか」がよくわからないで恐縮なのですが、キャラクターひとりひとりが立っていて、かつコメディ要素が強いという点は恋愛映画耐性のあまり無い人でも楽しめるのではないかな、と思いました。また、日本人にしかわからない感覚、日本人ならではの表現、描写は素晴らしいの一言に尽きます。捻くれ者なので映画観て「楽しかったー!」と素直に言うこと少ないけど、楽しかったー!

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