こんにちは、いっちゃんです。
今般のコロナウイルス [Covid-19] 感染拡大の影響で、日本赤十字社では献血協力を呼びかけています。
TwitterなどのSNSや、スマートフォンに届く日本赤十字社からのお知らせから状況を知り、献血を趣味としている私としてはこのタイミングで献血しない理由が無い!ということで、前回の渡航から4週間が経ち、献血が可能になってすぐの2020年3月23日に秋葉原万世橋にある『akiba:F献血ルーム』へ行ってきました。
こんな時だからか、「SNSで見たんだけど献血ってどうなの?ちゃんと対策してる?いっちゃん、普段献血結構してるよね?」と、とある”趣味にするほど献血しているわけではないがきっかけさえあれば、社会貢献活動の一貫として献血してみたいガール”から状況確認(?)の連絡が来ました。こんな時だからこそなにか自分も社会貢献したい!という気持ち、献血ガールの私はとても嬉しいです。献血は数あるボランティア・社会貢献活動の一つですが、もちろん、自分の体調が万全であることが大前提で行うもので誰かに強要されてやるものでも無いです。見返りがあるかといえばそうでもないですが、興味のある人がいること自体が嬉しいので、いつもと違う状況や直近の献血ルームの雰囲気などをお知らせしたいと思います。
私がよく行く献血ルームは関東甲信越ブロックになるのですが、お住まいの管轄のブロックの献血状況はWeb上で確認することができます。以下は関東甲信越ブロックの確認ページです。
ここで今足りていない血液の状況を確認することができます。一度献血をすれば、一定期間献血ができなくなりますので「本当に足りないという状況のときだけに行きたい。」というような方は予めチェックしてから予約して行くのが良いと思います。
献血は安定した供給のために予約を優先しています。また、体重が50kg未満の方や献血に慣れていない方、ヘモグロビン濃度が低い方は全血献血(400ml)がそもそもできないため、せっかく献血ルームに行ったところで「本日分の成分はもう集まったのでまた後日・・」なんて言われたりします。そのため、予約無しの場合は使用期限が最も長い全血献血ができない場合は無駄足になってしまう可能性もありますから、予約されることをオススメします。ちなみに予約は電話でもネットでも可能です。
さて、昨年末ぶりの献血でちょっぴりワクワクして向かう地下鉄の中で、早くも異変に気付きました。電車に座れるじゃないか。テレワークや時差出勤が政府から推進されていますからね。私自身もたまたま年度末は自宅作業をしていて、朝この時間に電車に乗ることが久しぶりだったということもあり驚きました。また、車内換気の影響でお腹が冷え、早くトイレに行きたい!そんな気持ちでほどなくして秋葉原駅に着き、街の静けさに世紀末を感じながらも献血ルームのトイレを早歩きで目指しました。
献血ルームに着くと、まずは献血カードを受付に出し、その場で手指のアルコール消毒と検温をしました。通常時も、手指消毒用のアルコールは受付横に置いてあるのですが、「消毒をお願いします」と言われたのは初めてでした。ちなみに体温は36.0度でした。
朝一で生憎の雨、という状況もあってか献血ルームに人が少なく感じました。秋葉原の献血ルームは非常に漫画や雑誌のラインナップが“コッチ寄り”ということもあり、普段であれば平日であっても予約の無い方やも多い印象です。また、wi-fiもかなり強度が強く、混雑していなければ広めのカウンター席でコンセントを使って仕事しちゃうノマドワーカーも見かけます。あ、”コッチ寄り”というのは、私のブログの読者様の趣向寄り、という意味ですよ。
地下鉄で冷えたお腹は気付けば我慢の限界を迎えそうになり、後ろの方からちょっと顔を出していたのでムーンウォークにも似たスタイルで急いで荷物をロッカーにあずけ、ロッカー横のトイレで天国を経験します。一説によると、所得が多い人ほど大きい方をギリギリまで我慢する癖を持っているそうです。
天国を出てシーフテスト(指先に痺れが無いかを確認する簡易テスト)、血圧測定、問診表の回答、医師の問診とスムーズに進み、検査のための採血では「血管細いわねー!」と3人の看護師さんとお喋りしながら、最近機械が新しくなったという検査マシーンにて血液の状態を確認します。数値は良好。今回もいつも通りの高濃度血小板献血(成分献血)を行うこととなりました。ていうか全く待たずにこんなにスムーズに献血できて良いわけ?!ってくらい空いていてびっくりです。普段、医師の問診も2人以上先生がいることが多いのに1人しかいないし・・本当に献血する人少ないんだな・・。スタッフさんは全員マスクをしていました。
献血ベッドの準備ができるまで、雑誌を読みつつ待合室で温かい飲み物を飲んで待ちます。そういえばいつもお菓子が置いてある棚にお菓子が置いてありませんでした。
普段であれば秋葉原のルームは結構山盛りのお菓子が提供されており、ドン引くほどめちゃくちゃお菓子食べ散らかしている人もいるので、個人的にはこれくらいでいいと思います。あ、私は秋葉原のお菓子チョイスはすごく良いと思っています。
指先が冷たくなってしまったときや体温低めで血管出てこないときに「お菓子いっぱい食べてきて!」「ドーナツ食べて!」などと看護師さんに言われますが、そうでもない限りは献血終わればお菓子貰えるので飲み物飲んでのんびりしていればいいかと思います。
その後、そんなにのんびりする暇もなく献血ベッドに案内されて、身体の限界まで献血をしましたが、かなりスムーズに献血が終わりました。私がベッドに横になっていた1時間半ほどの間、全てのベッドが埋まることはありませんでした。献血が済んでから、待合室でスタッフの方に献血カードを返却していただくまでの時間もかなり短く「あれ?こんなスムーズだっけ?」とちょっと不思議な気持ちになったほどです。実際にスタッフの方に聞いたわけでは無いですが、いつもよりかなり人が少ない印象ではありました。そうそう、この空間だけ花粉症の時期だというのに咳やくしゃみをしている人も全くいないなと感じました。
そして最後、献血カードの返却時にありがとうのお菓子と共にこんなお願いを渡されました。
もしもこのあと新型コロナウイルスへの感染が判明したら、なるべく早く連絡してね!という内容です。当たり前ですが万が一のことがあればね。
最後にまとめますと、新型コロナウイルス対策ということで献血ルーム(秋葉原 akiba:Fの場合)で行っていたいつもと違う対応について、は以下の通りでした。
- 手指消毒用アルコールの使用
- 検温
- スタッフ全員のマスク着用
- お菓子の提供制限
- 献血後に「万が一の場合」のお願いの用紙を渡される
医療設備なので普段から清潔に保たれており、また消毒シートやティッシュなども設備内に自由に使えるように置いてあるため特に上の内容だけでも安心かな、と個人的には感じました。
そうそう、この時期「花粉症や鼻炎の薬を服用しているから献血できない」と言う方もいますが、実は薬を飲んでいても献血ってできるんです。私も毎日飲んでいる薬がありますが、問題なく献血できます。もちろん具合が悪くて薬を飲んでいる場合は、そもそも具合が悪いので献血できませんが。
日本赤十字社では、献血ルームの他にもイベント会場や企業への献血カーが出張なども普段行われていますが、そもそもイベントの自粛だったりでいつもよりも献血の機会が少なくなっているようです。また、実際に献血ルームに行ってみた感想としても、いつもより人が少なくガラガラで「あ、これほんとに足りていないんだな」と思いました。実際のところはわかりませんが、健康体であり、こんな時期だからこそ何かしたい、というあったかハートをお持ちの方は献血ルームに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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